Ⅰ樹木葬の費用相場と安く抑える方法
①樹木葬の料金相場とタイプ別の費用
樹木葬には料金相場というのはありませんが、使用する区画を永久に使用する事ができるものや、13回忌
迄、50回忌迄という様に使用する期間が決められているものもあります。
使用期間が決まっているものは、期間終了後は永代供養塔などに納める事になります。
また、骨壺で納めるタイプや骨壺から遺骨を出して納めるタイプ、遺骨を粉骨して納めるタイプなどがありま
す。
②他の墓地と樹木葬の費用を比較
従来の墓地は、〇〇家之墓という様に「家族の墓」でしたが、樹木葬は「両親の墓」「夫婦の墓」という様
に、家族の墓という意識はなくなり、個々の墓という意識になりました。
Ⅱ樹木葬のメリット・デメリットと注意点
①エコフレンドリーな樹木葬のメリット
樹木葬のスタイルにもよりますが、骨壺から遺骨を出して納めるタイプは、自然に還るという言い方ができる
と思います。
②樹木葬を選ぶ際のデメリットと対策
墓地の運営者は、樹木葬は「両親の墓」「夫婦の墓」という前提で運営をしている事が多いので、納める事が
できる遺骨には限りがある為、現在ある墓地を墓じまいするという場合(遺骨の数が多い)には、永代供養塔
に納める方がいい場合もあります。
③選び方や運営会社に注意が必要な理由
永久に使用する事ができるもの、使用する期間が決められているものがあるので、いつまで使用できるのか?
は注意した方がいいです。
墓地の運営は、宗教法人、地方公共団体、公益財団法人のみに限られます。
いわゆる民間霊園は、バックに寺院がついている事が殆どですが、多くが名義貸しであるので、寺院が直接運
営に係わっている所方が将来的に安心です。
Ⅲ樹木葬の種類とそれぞれの特徴
①一般的な樹木葬と合祀型樹木葬の違い
一般的な樹木葬は、個別の区画に遺骨を納めますが、合祀型の樹木葬は、地下に大きな遺骨を納めるスペース
があり、そこに遺骨を骨壺から出して撒くので、他の人の遺骨と一緒になります。
②遺骨の納め方の違い
遺骨の納め方は、大きく分けると「骨壺でおさめる」「骨壺から遺骨を出して撒く」「遺骨を粉骨して納め
る」という納め方があります。
遺骨を撒くやり方の所は、永久に利用する区画を使用する事ができる場合と、一定期間(33回忌等)が経つと
永代供養塔に合祀するというやり方の所もあります。
どちらのやり方であっても、個別の区画に納めます。
③樹木葬と永代供養塔の違い
樹木葬のメリットは、永久ないしは一定期間遺骨を個別の区画に納める事ができるという事で、永代供養塔
のメリットは、定期的(春彼岸、お盆、秋彼岸等)に法要が行われるという事です。
樹木葬は、個別に納める事ができるが、定期的な法要がないが、永代供養塔は、定期的な法要がある。
永代供養塔は、個別に納めるという事ではなく、他の人の遺骨も一緒に納める。
以上の事が、樹木葬と永代供養塔の大きな違いです。
Ⅳまとめ
樹木葬と一言で言っても、寺院や霊園によって埋葬方法の違いや、費用面でも違いがあります。
いくつかの寺院や霊園を比較検討して、自分の考えや思いにあったものを選んだ方がいいです。ご相談等があ
ればお気軽にお問い合わせください。